こんにちは、宇田です!
先日質問箱?マシュマロ?にイタリア旅行関連のご質問を頂いて、せっかくなのでゴリ押ししておこうかなと思って大好きな街の紹介記事を書いていこうとおもいます。でも食べ物以外はあまり写真を撮る習慣がないもので、カメラフォルダは食べ物ばかりです。
まず治安ですが、日本とそこまで変わらないとわたしは思っています。
夜道一人であるかないとか、警戒しているアピールとか、自己主張はちゃんとするとか、物乞いには甘んじないとか、荷物を座席に置きっぱなしにしないとか、海外旅行に行くときの注意を普通にしていればそこまで危険な国ではないです。銃だって許可のもとで合法的に所持できますが、乱射事件なんてここ数年聞いたことないです。
観光客は事件よりもスリや置き引きのほうが、よっぽど被害者が多いです。
観光地、特にフォトスポット(ピサの斜塔とか、ヴェネツィアの混雑の中とか)や交通機関の中、レストランやカフェではカバンがフリーになったり混雑に乗じて近付いてきやすいので、そういうところでは絶対にカバンをだっこして守って目を離さないとか。スリ、置き引きはちゃんと注意していれば大丈夫ですよ~。留学先に短期滞在していた学生団体は到着二日目、観光先のピサで10人中3~4人すられてました。どんまい!
あっ!ちょっと体験談で面白い?話があるのでお話しますね。
ある意味置き引きなのかもしれないけど、ヴェネツィアに友達と旅行に行った際にメストレというちょーーーっとだけ離れたところにホテル取ったんですね。二泊だったので、友達が持ってきてくれたお土産のチョコとか前日に食べた生ハムとかも部屋に置いておいたんです。帰ってきたら、チョコが2つぶ減ってました。笑 貴重品やそのほかのカバンなど、そとに持ちださなかったものに被害は全くなくて、まあチョコだからいっかと思って放っておきました。チップだと思って。言ったほうがよかったのかな。まあわたしが受けた置き引き被害はその程度でした。正直チョコかよ美味しいから仕方ないよねいいよあげるよって思ったよ!そういうこともあるので、食べられたくないものは置いておかないようにしようね。
わたしが一番危険だったなあ…って思った案件は、フィレンツェの裏通りを一人でてこてこ歩いていたら、突然革細工のお店のおじさんに声をかけられて手を引かれ、抵抗しようとしたけど力で負けてなすが儘にされていたらそのままお店の奥まで連れていかれたときですね。おじさん、そこまでして何言ったと思います?「俺と結婚して日本に住もう」ですよ。怖い半分バカかこいつ半分でした。でも本当にそういうこともあるので、人通りの少ないところは少人数で歩かないようにしましょうね。街でも思っているよりも死角は多いです。まあそれは日本でもおんなじですよね。
それ以外はすられたこともぼったくられたことも事件に巻き込まれたこともないです!ブチ切れ案件は以前記事にしたのでかきませええん!
旅行するにはとてもいいところなので、楽しくおいしく美しい街をもっと好きになってもらいたいです。一般人はこわくないのよ。
きょうは!ぜひ今後お金を落とすの参考にしてもらえたらいいな!とおもって、イタリア中部トスカーナ地方のイイ街を紹介できればとおもって書き始めました。
①シエナ
行き方はフィレンツェからバスまたは電車。電車の場合乗り換えがあることがある上に駅が市街地からすこし離れている*1ので、初めての方はバスの方がいいと思います。荷物がある場合は下に預けられるしね。バスは直接市街地に到着します。
フィレンツェ=ペトラ空港(通称アメリゴ・ヴェスプッチ空港)には日本から直通便がない(2018年1月現在)ので、どっかから乗り継いでいきます。国内だとミラノやローマ辺りは結構本数あるんですが、わたしイタリア直通便を出している某航空会社には宗教上の理由で乗らないことにしているので、国外乗り継ぎはアムステルダム、フランクフルト、パリが多いかな。もうちょっと情勢が安定したらトルコ経由でも行ってみたいのですが。どこも大きいのでトランジットも3時間は欲しいです。トランジット最長6時間だったかな…半日あったらお外出たいですね。国内乗り換えだったら2時間でも多いくらいだけど。呑気に空港散歩するの好きです。楽しいですよね。深夜乗り換えは暇すぎて寝てたこともあります。
フィレンツェの空港は免税店がほぼないに等しいくらい小さい空港なので、買い物したい人にはオススメしないです。何なら東京駅や新宿駅の方がよっぽどでかい…イタリア国内の免税店目的で行くならローマのフィウミチーノ空港か、ミラノのマルペンサ空港が良いと思います。ナポリは乗り換えしたことないのでわかりません。余談が多い。すみません。
わたしがいたところです!外国人大学があって、留学生が多いです
一時期世間を騒がせていたモンテデイパスキはシエナの銀行です
もともと聖地巡礼の通過地点として金融で栄えた都市で、かつてはフィレンツェと敵対関係にあったそうな。順調に衰退して、農業で再び名を馳せた街。
レンガ色一色の街は、見ているだけでおちつきます。旧市街地は街が世界遺産に登録されています。
有名どころはカンポ広場!
普通の写真がねえ!これはクリスマスマーケット。めっちゃサラミとか生ハムとかお菓子とか試食させてくれる。あとめちゃくちゃ友達に会う。皆来てる。
手作り石けんとかも売ってるよ。日本にいると薬事法が…*2とか思っちゃうけど、手作りの石けんほんとかわいい。いろいろ、ハチミツとかオリーブオイルとか*3はいってるんだよ~!
中央に移ってる左側がですねえ、恋人ですね。右は日本人の友人です。
貝のように広がる広場で、palazzo pubblico(市庁舎)とガイアの泉(だったかな?)があります パラッツォ~は美術館もあるのでぜひ!入場料がちょっとたかいのがネック
ぱらっつぉぷっぶりこだよ。青空はんぱないですな。
中には市庁舎のほかにil Museo Civicoがあります。
Museo Civico - Strutture Museali - Cultura - La Città - Comune di Siena
昔の会議場とか衣装とかもみられる、地味にわたしのお気に入りスポット
イタリア芸術といえばまずフィレンツェ!ルネッサンス!ですが、シエナのこのフレスコ画もとても芸術的価値のある貴重なものです、みんなもっと知って!!その界隈ではとても有名なの!ねえ!しって!みて!
Duomo
ドゥオーモっていうとさ!みんなミラノじゃん!Duomoっていうのはざっくりいうとその街の一番中心の教会(超ざっくり)なので、それぞれの街にあるものです
ドゥオーーーーモ!!初めて見た時は「圧倒」っていう言葉以外では言い表せないくらい圧倒されました。ああっクーポラが半分隠れていますわ
いろの白黒は、シエナのシンボルカラーbianco neroです。しましま~シエナのサッカーチームも白黒ですね。試合があるときはえらいことになります。一回VS ACミランにあたってしまって帰宅が大変なことになったことがあります。
https://robursiena.it/ ←サッカーチームのサイト。わたしはサッカーに微塵も興味がないので何もわかりません。
なんとびっくりシエナのドゥオーモは未完成なんです。拡張中に中止したらしい。拡張部分は美術館になってます。再開はしないと思うなあ。
ドゥオーモはこの街でいちばん豪華絢爛な建築物です。ゴシックとロマネスクの特徴を持つ建物で、レンガ色から一変して派手でありながらしっかりと当時の技術もかんじられますね*4
建てることになったきっかけがフィレンツェに対抗するためっていう 子供のようですね
上に登ると一望できる。
床のこれは、シエナと周囲の小国のシンボルを描いたフレスコ画です 床までフレスコ あくまで自分が中心なのすごい まあ昔は栄華を誇っていたから仕方ないのかしら
知られているところだとフィレンツェやピサ、ペルージャ、ローマなどなどがかいてあります
オオカミはこのまちのシンボル。まあよくきくはなしですがオオカミに育てられた二人の子供のおはなしですよ(怒られる!)
ソクラテスらしい
初めてはいったとき、その美しさに思わずいきをのみました
写真が下手 ブレブレやないか~い
ドゥオーモの向かいにあるのはかつて病院や孤児院などとして機能していたサンタマリアデッラスカラという施設。救済院、というみたいですが、日本ではなににあたるんでしょうかね。恋人のお父さん(60代)はここで生まれたらしい。結構最近まで機能してたみたいです。
戦争中は治療院のような役目をはたしたり、疫病が流行ったときはここにたくさんの患者さんがはこびこまれたそうです
ここは今、博物館のようになっています たまに企画展とかやってる 奥にやっぱり有名なフレスコ画。細かく見るとけっこうおもしろいですよ!お医者さんとか どうぶつとか お産の様子とか。宗教観も垣間見えます。写真?ハッハッハ!ないので直接行って見てね!(ダイレクトマーケティング)
地下も開放しているんですが、博物館のようになっています。わたしは学校の授業で入りましたが、地下も昔のさまざまな道具や壁画?像?があって面白かったです。そして涼しい
やばい!シエナだけですでに1500近く書いてる!予定変更してこれはシエナの紹介記事にしよう!と思います!ゴリ推しマン、遠慮なく参上です。ばばん!
Piazza del campo近くにあるぱにのて〜か
まだあるのなら、ここのパニーノはちょっと変わってておいしいです
バケットに具を入れてからしっかりあっためてくれます ほかほかカリカリ。
スーパーのmacelleria(精肉コーナーみたいなところ)で作ってくれるパニーノも好きです!バケットにリコッタチーズとサルシッチャクルダ、生のサルシッチャがわたしのお決まりでした。生サルシッチャ、食べて大丈夫かな~って思いながらたべてました。まあふつうにみんな食べてるから大丈夫なんだろう。おいしさにはさからえなかった。牛肉のカルパッチョ*5とかよく恋人氏のマンマに餌付けされてた。ほお~らカルパッチョだよお~!って。ワイ、生肉大好き。
↑のパニーノもサルシッチャのやつ。中身が一切見えないのはわたしに写真のセンスがないからです。生のサルシッチャの腸部分を切って、中身をペタペタバケットの内側に塗ってから焼いたやつで、肉汁がバケットにしみてて味が濃くてジューシーだからすきだった。濃い味、脂、そして炭水化物。まるで疑いようのないでぶの発想である。イタリア一年いただけで3キロ太りました。今は当時よりもマイナス5キロです。食って恐ろしいですね。
う〜ん、あのpaninotecaはなんていうお店だったかなあ。もう5年も前の記憶なのだ 変わっちゃったかもしれないな。
Osteria del gusto
ドゥオーモのちかくにあるオステリア。この夏いったところ!カジュアルなわりにはちょっとお高いけど観光地価格~!って言いながら全額わたしが払いました。ホイホイ奢られる女にはなりたくない、どうも、宇田です。
イノシシの煮込みが柔らかくておいしい!イノシシってどこで食べても結構しっかりしていて、肉は赤身派のわたしは嫌いじゃないんですが、硬くて好きじゃないっていう人もいると思うけど、ここのはほろっと、かつ味はしっかりしていました。おいしい。
シエナは伝統的にイノシシを食べるんですよね。今もそうかと言われると微妙だけど、一応郷土料理の一つみたいです。あとCinta Senese!なにがどう違うのかは味覚がバカなのでわからないけど、とても貴重な豚さんです。古代品種。イベリコ豚よりも貴重なのよ。
かわいくない?ここでもBianco Neroかよお~!って言っちゃうよね。ともあれおいしいです。ごめんね。おいしいものはおいしいんです。
シエナはトスカーナの中でも内陸なので肉食ですね。特にぶた。海寄りのピサとかリヴォルノ、ヴィアレッジョまで行くと海産物もだいぶ増えます。リヴォルノは魚介のフライがよく売ってます。まごうことなくおいしいです。
ああああああこの唐突に別の話始めるのやめたいな。 やめられないな。話を広げすぎて帰ってこれなくなるな。
ああーーっ保存に失敗してこの先のことがきえてしまった・・・・
思い出せない・・・何かこうかな・・・もういいや・・・思いつくがままに書いていこう・・・
Fortezza
いわゆる要塞です
何もようさい写ってないでしょ!これはフォルテッツァの上で撮ったから!
わたしね、こんな風にゴリ押し記事書くとはおもってなかったの!!!!!
いまはEnoteca Italianaっていう国立ワイン博物館的なやつがあります。試飲もできるし購入もできるよ!
昔ここでインターンしてました~!恋人のおじいちゃんが昔館長さんやってたそうです。ゴリッパー!
でもわたしは酒を飲むとカクテル一杯飲み切らなくてもすぐ吐くのでワイン用のブドウで造ったスパークリングブドウジュースを飲ませてもらってました。
白ワインでは有名なMoscato D'Astiのやつ!さっぱりしていて甘すぎず、おいしかった。
地下に東西南北のワインがズラーーーーッッてならんでいます。圧巻!涼しいので夏場は快適ですよ(用途がちがう)
以前日本人のソムリエさんが働いていたからか日本人慣れしている人がおおくて、働きやすくていい経験になりました お客さんは観光客がおおいのでほぼ英語で接客した。たまに「え?この子…職員……?」みたいなすごくびっくりした顔される。*6英語苦手だけど、接客くらいはできます!今も外国人のクライアント対応やってます!
テラス席で小鳥と戯れる職員。のどかだったな…
併設レストランはちょっと気取りたいときに良いらしい。気取りたいときがなかったから行ったことはない。
水曜日の朝はこの近くでMercatoがあるので、雰囲気を楽しむのも良し。荷物は気を付けてね。イタリア人こんな朝起きてるんだあ~!って思いながら通っていた時期がありました。
ジェラテリアはめっちゃいっぱいあるよ!あちこちに。一番好きなのはフィレンツェにあるVivoliなんだけど、シエナだとVia dei RossiにあるGelateria Kopakabanaか、Duomoの近くにあるVecchia Latteriaがすきでした。味覚が幼稚園児なのでミルク味がおいしいところが好き。
ちょっと変わりどころ、冬場おすすめなのはPiazza del Campoの近くにあるGelateria Caribia。
ここはムースがあるんです。冬、ジェラート食べたいけど寒い…というときはムースだとジェラートによる寒さの追い打ちは和らぐかも?しっかり冷えてるけど、くちどけが良くて滑らかでデブのための食べ物って感じがして最高です。夏でもふつうにおいしいですよ!溶けにくいので夏は夏でメリットあるねえ。でもムースはちょっと重たいかな。こってり濃厚クリーミー好きはぜひ。
本当にそのへん歩けば素敵なものが見つかる街で、一年いても飽きませんでした。
あとで近郊の小さな町(小さな町のことをborghiっていいます。ボルギ)も紹介したいところです。トスカーナ地方はとてもいいところですよ。ぜひシエナ以外のところにも足を延ばしてほしいです。羽伸ばしたいひとにはもってこい。澄んだ夕空に象られる丘陵が何にも例えがたいくらい美しくて、小さい悩みがどうでもよくなるんです。本当に。いままで北も南もいろいろ行ってきましたが、わたしはトスカーナが一番肌に合うなあと思います。あんまりせこせこ生きるのが好きじゃないもので。夏の夜空はびっくりするくらい星がきらめいています。上手くとれないんだよなあ~カメラほしいなあ~
おすすめはやっぱり夏なんですが高いのがネック。冬場は雨や霧が増えたり、12月中頃はクリスマスシーズンなので、それはそれで趣深いですが、、、年末年始はクリスマスに加えてEpifania(エピファニア、Befanaとも言う)という祝日があるので、そういう盛り上がりがある一方で大くのお店が休暇に入ってしまったり、霧が飛行機に影響を出すこともある*7ので夏場の方がローリスクなうえにヴァカンスハイシーズン特有の高揚感があります。
3年前のこの時期にミラノ郊外行って絶望したよね。都会は平気なんだけどね。
日本でいうお盆休みの時期にはFerragostoという祝日があって、その日はあらゆる街の機能が麻痺します。祝日だからね。
日曜日と祝日は、よっぽどの都会じゃない限りはゆるふわなので、のんびり散歩するくらいの気持ちでいればいいですよ。
そこだけ気を付ければ夏のイタリアはカンカン照りで最高の一言に尽きる!夏は夏でスコールあるけど!
は!おみやげのオススメ!してない!
・化粧品
免税店行く時間も余裕も場所もない人にはLa Gardeniaというイセタンミラー的なお店がおすすめ。まあフィレンツェ行けばもっと大きいお店あるんだけどね…
Dolce&Gabbanaの犬なのでドルガバ推しておきますね。日本には入ってきていないので、よりイタリア土産感があると思います。あとはだいたい日本のいわゆる外資系デパコスが置いてあります。
そしてKIKO!これも別にシエナで買わないといけないわけじゃないんだけど(笑)意味分からんくらい割引していることがあるので楽しくなります。安くてカラー展開が豊富だから、ネイル好きな人には特におすすめだ~!
・食べ物
Panforte(パンフォルテ)とRicciarelli(リッチャレッリ)はシエナ独特のお菓子。
パンフォルテは小麦粉をベースにハチミツ、ナッツ、スパイス、砂糖漬けのフルーツやドライフルーツがミッチリ入った重ためのまあるい焼き菓子。大きさ的には掌に十分収まるものもありますが、お顔よりも小さいくらいのもあります。
上記の材料が好きなら是非!結構スパイスきいているので、苦手な人は苦手かも。食感はねっとりしていて、例えるなら焼いた羊羹……?焼いた羊羹は食べたことないけど。
ちなみに"Panforte di Siena"と名称を付けるには、細かい決まりを守っていないといけないんです。
パルミジャーノ・レッジャーノやパルマ産生ハムはD.O.P.(保護指定原産地)という規制をしっかりと守ったからそう名前を名乗れるのですが、その規制(D.O.P.)は決められた地域で決められた作業工程をすべて行い一定の品質を超えている場合にのみその地域名を名乗ることを承認される、という決まりがあります。
一方でPanforte di Sienaは、I.G.P.(保護指定地域)という、決められた地域で決められた一部以上の作業工程を経て作られたもののみが名乗れるという規制に準じたものなんです。D.O.P.よりはぬるい基準ではありますが、まあどちらも地域のブランド力と品質管理のための基準みたいなものです。今治タオル的な。今治タオルのことは知らんけど。
有名なのはNanniniというバールのパンフォルテ。シエナ土産としては王道中の王道です!Nanniniはかなりわかりやすいところにあるので迷わないと思います。誰かに聞けば答えてくれるレベルで根付いたバールです。シエナに着いたらハイせーの!「プオ・ディルミ・ドヴェエ・ナンニーニ?」これでOKです。丁寧なので嫌がる人はいないと思います。やや偏見ですが、イタリア人はイタリア語話せる外国人に優しい傾向があります。
リッチャレッリは外はほろほろ、中はしっとりな焼き菓子。やわらかいし味がわかりやすいので、おばあちゃんに好評でした。まあ~甘い甘い。すごい甘いです。
ほんのりと香るオレンジピール、アーモンドプードルと小麦粉にメレンゲやアーモンドプードルとほぼ同量の砂糖を溶かしたわずかな水を混ぜて焼き上げるので、そりゃ~もうご想像の通りの甘さなわけですが、甘党の方にはぜひ!食べていただきたい。わたしはそこまで甘いものが得意ではないのですが、コーヒーと一緒に食べるにはちょうどいいのかなあと思います。
また、Cantucciというお菓子がこの近辺では特産品になっています。カントゥッチ。こちらです。
はいお気づきの方もいると思いますがいわゆる日本でいうビスコッティですね。ビスコッティのほうがより広義なイメージ。トスカーナ外でカントゥッチって呼んでいるところはない気がする。
市販品はどれを買ってもそこまで味は変わりませんが、フィレンツェまで行くとお店オリジナルの焼きたてカントゥッチをうっているところもあります。さがしてみてね。
ちなみにお菓子と一緒に買うオススメがVin Santo!甘いデザートワインです。食後、カントゥッチをVin Santoに浸してすこし柔らかくして食べるのがトスカーナ人あるあるらしい。そんなに食べてるイメージあんまりないけど
お菓子から話を変えて…
Piciという太麺パスタも、シエナ近郊の特産品です。太麺大好きな宇田はシエナに来るとピチばっかり食べます。恋人にまた?って言われるくらい食べます。大好きなパスタはピチとリングイネです。
宇田のオススメは圧倒的にラグーソース胡椒・ガーリック多め(トスカーナのラグーはサルシッチャを砕いて入れるので、いわゆるボロネーゼよりも味が濃く、胡椒とガーリックが多めなイメージです)です。無限に食べられる。無限ピーマンならぬ無限ピチ。リングイネもラグーが好きい。いっぱいちゅき♡
難点はゆでるのに20分ちかくかかるのが普通なこと~!日本で一番食べられているスパゲッティは長くても大体7~8分だと思うんですが、ピチはまあるく太い麺なので、ゆでるのにものすごく時間がかかります。お腹空いてからゆでるんじゃ待てないんです。
そしてパスタをお土産で買うと、何よりもスーツケースのなかで砕ける可能性が高いことが怖い!!!!!
ピチはわりとかためなので被害は少ないのですが、フェットゥチーネやリングイネ、パッパルデッレは比較的薄いので、大体バッキバキになって出てきます。そのへん考えて買うことをお勧めします。
そしてワインとオリーブオイル!
このへんはわたしよりも詳しい人がそこらじゅうにたくさんいるので適当にググってほしいんですが、イタリア語を教わっていた先生の一人でオリーブオイルソムリエの資格をもった先生が「迷ったら、有名なワイナリーのオリーブオイルを選べばはずれない!」と言っていました。ワインのブドウとオリーブは生育条件が似ているため、ブドウがよく育つところではオリーブも良く育つ、という理論らしい。なるほどって感じです。
ワインだと有名なのがありすぎて困りますね。そこはエノテカに行って聞いてください(ステマーーーーーーー!)
そしてこれらがすべて手に入るのがこちら!
Consorzioという、農協と成城石井の間的なスーパーです。地域にやや特化型成城石井的なやつ。自宅に買っていくなら普通のスーパーでも十分だけど!
シエナ市街地にはほかにもいくつかスーパーがあるんですけど、コナドはだいたいマルエツ、パムはライフ、シンプリーはまいばすけっとだと思います。偏見です。ちょっと歩くけどコープもあるよ!他のに比べてちょっと安くて大きいです。
お菓子やパスタ、パスタソースのほかに生鮮食品やワイン、オリーブオイルはもちろんその場で食べられる切り売りピザも売ってます。サラミや肉入りのソースは検疫の都合上お土産にはできないのでちゃんと免税店で買ってね~。フィレンツェの空港には悲しいことにチーズやサラミ類はないです。
シエナに着いたらハイせーの!「プオ・ディルミ・ドヴェエ・イル・コンソルツィオ?」これでOKです。丁寧な言い方なので嫌がる人はいないと思います。やや偏見ですが、イタリア人はイタリア語話せる外国人に優しい傾向があります。
やばい…一万字こえた……愛ってあふれると文字になるんですね。ちなみにいまヘルペスが痒くて死にそうです。
ちなみにタイミングがいいとCantine Aperteというオープンキャンパスならぬオープンワイナリーの時期があるので、ワインに興味がある方には絶対おすすめ。
ワインのめないけど景色がめちゃくちゃいいので満足してました。 ツアーやってる業者もいるので、ぜひぜひ。
もう長いって!?知ってる!ごめん!ほんとごめん!
レイアウト?とかあんまりよくわかんないので読みやすくないかと思うけど、ここまで読んでくれた人がいたらほんとうにありがとうございます!どれくらいかかるの?10分くらいいる?人生の貴重な時間をこんなただの個人的な郷土愛のために使わせてごめんなさい!
機会があったら一回きてね!
おわり。